歯の印象は人の印象を支配する

入れ歯の基本構造

床部の上に並ぶ歯冠

まず、入れ歯についてその基本構造を知っておきましょう。

入れ歯というのは通称で、正式には「有床義歯(ゆうしょうぎし)」と言うそうですが、この「床」こそが入れ歯の最大の特徴になります。「床」の部分を床部(しょうぶ)といいますが、入れ歯はこの床部を口中の粘膜に密着させて用います。もちろん床部だけでは噛めませんので、床部には義歯を取り付けてあります。

整理します。入れ歯の構造は、床部の上に必要な義歯を並べた形をしており、使用方法は床部を口中粘膜に密着させて用いるというわけですね。

ここで押さえておいて欲しいことが一つあります。本来人間の歯は、歯茎から上にニョキッと出ている歯冠部と、歯茎の中に埋まっている歯根部にわけて考えることができます。歯根部の先端は顎骨(がっこつ:アゴのホネ)の中の歯槽骨(しそうこつ)部分にすっぽりと収まっているのです。

入れ歯に戻ります。床部に並べられた義歯には当然歯根部はありません。歯冠だけの部分のイミテーションです。この点、しっかりと押さえておいて下さい。ここがデンタルインプラント義歯との大きな違いになってきます。

dental